2024年12月22日(日) 12:28 JST

菜っぱ炊いたん


標準語では「菜っぱを炊いたもの」
正式名は「しろ菜と小松菜の煮浸し」
ぬいいとさんの生家では「菜っぱ炊いたん」だが、よそではどうなんだか?

ぬいいとさんの亡き母いとさんは、しろ菜オンリーで炊いていたが、結婚した当初に旦那から
「コレは小松菜で炊いてほしい。」
と要望があった。
ぬ「いや、あたしはしろ菜でないと、侃々諤々…」
旦「オレは小松菜がええねん!あーだこーだ…」
ってなわけで以来17年と数ヶ月、ずっとしろ菜と小松菜を混ぜて炊いている。
しろ菜2束、小松菜1束、人参小2本、ジャガイモ中3ヶ、油揚げ2枚。
しろ菜と小松菜の割合は時価によって変わる。

しろ菜と小松菜はていねいに洗って(コレがたまらなく面倒くさい!)
芯の部分と葉の部分にわけて2センチ幅に切る。
鍋にたっぷり沸かしたお湯(塩入り)に芯の部分を入れ、ひと煮立ちしたら葉の部分を入れて、さっとくぐらせたら火をとめ、菜っぱをざるにあける。

菜っぱを茹でた鍋をさっと洗い、うどんダシを煮立てて隠し味程度に砂糖とみりんを入れる。
短冊に切った人参、ジャガイモ(煮崩れるので太めに)を入れ、やわらかくなったら短冊に切った油揚げを入れる。

先に茹でた菜っぱは手で堅く絞り、上記の鍋にほぐしながら入れる。
加減をみて薄口しょうゆをしょうゆ差しにて回し入れる。

鍋の中全体をさっと混ぜて出来上がり。

生家ではコレこのままだけ。
嫁に来てからはここに天かす(揚げ玉)と七味唐辛子を入れて供するようになった。
ま、お好みによりってとこで。