2024年7月14日(日) 22:05 JST

とにかく、食え。(朝食編)

ぬいいとさんが小学校の時のこと。
母いとさんはウチが自営業であることもあり
いそがしい毎日を送っていた。
子ども目線の不確かな印象だが、他の家庭におけるお母さんは
もう少し優雅に過ごしてらしたように思う。

そんないとさんだが忙しいなりにも食生活には
母なりの気遣いをそこここに見せていた。
朝ごはんにおけるいとさんの気遣いは
「 とにかく、食え。」だった。

朝食の内容は実におおざっぱなもの。
ある時はごはんに味噌汁ぶっかけた「 ねこまんま 」
またある時はキャベツと玉子をぶっこんだ
「 インスタントラーメン 」
そしてまたある時はのりの佃煮やもろみ味噌が具材の
「 お茶漬け 」

ひとによっちゃ「 朝からそんなん食うかぁ?! 」ってな
ちょっぴり下世話な朝ごはんだ。( お母ちゃん、失礼! )
利点はちゃっちゃと作れて、ちゃっちゃと食べれる。
栄養学的には、世の偉い栄養評論家さんにかかれば
欠点ギリギリ40点ってところか?
まぁ私にとっては偉い栄養評論家さんの
重箱隅つつき的うんちくはナンセンスなんだけど。

あまり厳しいことを言わないいとさんだったが
朝食抜きで学校へ行くことだけは許さなかった。
遅刻しそうでも
「 とにかくちょっとでもええから食べて行き 」
と促された。

一生を通して「 勉強しなさい 」とは
一言も言わなかったいとさんだったが
姉妹3人とも小学校での成績は
ちょっとは胸がはれるくらいのものだった。
ひとえに、毎朝繰り広げられていた
「 とにかく、食え 」の賜物だと私は思っている。

朝から栄養バランスがとれた体裁の良い食事を
毎日優雅に食べていれば、ちょっとどころか
おおいに胸がはれる成績がとれていたかもしれない。
仮定の話なので真偽の程は定かではないが。
だがあの時の我が家のライフスタイルでは
そんなことは不可能だった。
3人のこども叩き起こして、とりあえず作って食べさせる。
忙しい母いとさんだったが、それをうとましがることなく
当たり前のように何年も続けていた。

朝ごはんはじめ、日々の家事など
延々と継続してやらなければならない事柄
全てにいえることだが、大事なことは
「 他人と比べることなく
  自分の納得いくレベルで続けていくこと。」
だと思う。
モチロンあまりにも偏った知識やポリシーは
改める必要はあるけど。

「 欠点ギリギリ40点の朝食を毎日食べる 」
この方針は今、母いとさんから
ぬいいとさんはじめ、娘3人に受け継がれている。